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インプラントの素材や種類

インプラント素材で最古のものは「鉄」で、上顎の骨に鉄製インプラントが埋め込まれた紀元2世紀から3世紀の古代ローマ人の遺骨が発見されています。
またマヤ文明の遺跡からは、下顎の骨に貝のインプラントが埋め込まれた7世紀頃の女性の遺骨が発掘されています。
1952年、スウェーデンのブローネマルク教授によって骨とチタンの結合状態に関する報告が行われて現在のようなインプラント治療が可能になってからは、インプラントの素材はチタンとハイドロキシアパタイトの2種類が使用されてきました。
しかしハイドロキシアパタイトはチタンよりも骨に結合しやすく強度も強いものの歯周病などの感染に弱いという問題があり、現在ほとんどの場合は、チタンがインプラントの素材として使われています。

なお、このチタンにも、次のような種類があります。
「純チタン」は骨との結合性が高く、インプラントに不可欠の材質です。
インプラントに使用する純度の高いチタンは高い強度があり、腐食に強く金属アレルギーをほとんど起こさない人体に優しい素材です。

「チタン合金」は純チタンと同様に骨との結合性が高く、純チタンよりも高い強度と加工性に優れています。
「チタン・ニッケル合金」は骨との結合性で純チタンほど優れていませんが、形状記憶と成形し易い特性があります。
なお、具体的にどの素材を使用するかは、専門医と治療を受ける人で十分に話し合って決定します。

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